運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | TOP↑

≫ EDIT

届け!

密林から発送メール来たけどまだ集配センター。
TOGは予想通りkonozamaになりそうですorz
ま、いいんだけどね。いつものことだから。
ポメラが発送準備に入ってるし!

早く!早く私にポメラを届けて!
それさえあればもっと早くSSが書ける…はず。

リハビリ中の痒いレイユリ。


 
 卑怯臭いな、と思うのはいつものことで。
 最初に目線が合う瞬間は魔物のように鋭いくせに、翡翠色の瞳はユーリの姿を映したとたんに柔らかな色に変わり、感情を感じさせなかった口元に笑みを引き出してくる。
 その変化は瞬きほどの一瞬。
 ユーリがレイヴンを見ていると、そう気付いた瞬間には変化を終えている。
 ならばユーリを見ていない時はどんな表情をしているのだろうと奇妙に気にさせられるのだが、どれだけさり気なさを装おうとも、恣意的に視界の中に少し猫背の姿を収めた瞬間にはいつも変化は終わっているのだ。
 今もそう。
 遠くの空を見上げた眼差しに一瞬シュヴァーンの影がダブったが、瞬きをするまでもなくその表情はかき消えて、いつも見慣れたへらりとだらしなく笑った眼差しがユーリへと向けられた。
「あー、青年」
 気の抜けた声が響かせて走り寄ってくる姿。
 羽織の中に手を隠しながら両手を擦り合わせ、背中を丸めて走ってくる様は見事なぐらいに年寄りくさい。
「今日は起きるの遅かったわねぇ」
「……誰かさんが昨晩盛ったからだろ」
「ええー、でも青年の方が先に寝たじゃないー」
「覚えてねーよ」
 実際ユーリの方が先に寝た、訳ではない。
 認めるのは少々腹立たしいが正確には気を失っただけで、気を失ったまま眠ってしまっただけのことだ。
 だいたい昼間の戦闘中は疲れたしんどいもう動けないと盛大に文句を言うくせに、夜になると有り余るぐらいの元気があるならもうちっと動けといいたい。
 もっとも、前線で頑張って動いてもらって疲れたところを襲わないと年寄りの体力的には負けそうなんだもん、と気持ち悪いぐらいのさわやかな笑顔で言われてからは半分以上諦めているのだが。
「幸せそうな顔して寝てたわよ」
「見解の相違だ。ぐったりした顔しかしてねーよ」
「えー、おっさんには、もっとってオネダリされてるように見えたもん」
「言ってねぇ。ってか死んでも言わねぇ」
「そんなこと言わないでよー」
 背伸びをしたのか、おっさんの拗ねた瞳がユーリと同じ高さまで上がってきた。
 妙に気恥かしい気分になる。見下ろすことのない位置にある澄んだ緑の瞳など、互いに体を横たえたベッドの中でしか縁のないものだ。そんなことを不覚にも自覚してしまった。
「おっさん青年のことこんなに好きなのに」
 手が伸びてきてユーリの頬を捉える。
 つい今まで羽織の中に隠されていた手は温かく、ふわりと広がるような温もりに瞼が半分落ちてきた。
「聞き飽きた」
「でもおっさん、言い飽きてないから」
「あっそ」
「だから、さ、」
 頬を包んでいる温もりが引き寄せられて、正面から近づいてきた唇が触れた。
 いつもより硬く引き結ばれていて、どことなく小刻みに揺れているように感じるのは、無理をして合わせた高さのせいなのだろう。
 おっさんのくせに、やることも考え方も子ども過ぎる。
「おはようのチュッ」
「……チュッとかいうな、気色の悪い」
「ええー、すごく重要なことなのにー!」
 そういって少し頬を膨らませながら、また落ちてきたキス。
 殴り倒さないのは、掌の温度が冷たい朝に心地良いからだ。それだけだ。


いまどき小学生だってこんなことしねーよ!

| ヴェスペリア | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。