運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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始まりの前、あるいは最後の時

以前ちょろっと書いた、イエ→シュバ話。
といいつつシュヴァーンなんて出てこない。
時期としては騎士団入ってすぐぐらい。人魔戦争前。
まるっと捏造なのでOKな方だけ続きからどうぞ。

そしていつも拍手ありがとうございます。
生きる糧です!
↓質問いただいたので返信を。

11/23 18時「関東者なので?。通販?」の方
熱烈に希望して下さってありがとうございます。
望んで下さる方には出来る限り手に取って頂きたいと思っておりますので、近日中には受け付け用のページを用意させて頂こうと考えています。今週中にはたぶん…何とかなるかと。
遅くなって申し訳ございませんが、今しばらくお待ち下さいませ。


 
 彼女と最初に話したのは、蒸し暑い夏の午後だった。
 弓を手にし、大きく丸くそして意志の強そうな瞳でイエガーを捉えて、少し右へと頭を傾けて見せた。
 肩の上辺りで切られた髪は女性らしいというほど綺麗ではなく、けれど男の多い騎士団の中では妙に目に留まる色彩で、その姿を一方的に見かけたことは何度もあった。主に弓を使うが剣と気の強さもなかなかのもので、何人もの男が玉砕しているらしい。それも剣と心、両面で。
 確かそんなことを同期の誰かが食堂で話していたはずだ。イエガー自身は特に興味もなかったが、男ばかりに騎士団の中ではかなりの有名人らしい。そう言えば誰かも、よく彼女の名を口にしていた。
 飽きもせずによく話すものだと思っていたが、
「こんな所にいたの?」
 鈴の音が響くように澄んだ声に、なるほどなと心で呟く。
 柔らかく優しげで、それでいて良く通る涼しく凛とした声。向けられてくる眼差しは力強く真っすぐと、けれど人を不快にはさせない穏やかさも含まれている瞳。細い肩の上でさらさらと風を受ける髪は滑らかで、眩しい夏の日差しを浴びて木漏れ日のような輝きを見せる。
「――キャナリ」
 騎士の名家の出で、女性ながら弓の名手。
 優しくて美人で、少し男勝りながら優しくて、汗臭い集団の中では清涼剤のようだ、と言った評判ぐらいは聞いたことがある。
「あら、私、貴方に名乗ったかしら」
「知り合いに煩いのがいて、ね」
 今朝がたにも聞いた、はずだ。聞き流していたからあまり覚えていないが。
「で?」
「訓練の時間。グループ、一緒なのよ」
「あぁ、それで」
 お前はズルイと、身に覚えのない非難はそういった理由だったのかと妙に納得した。
「貴方は?」
「……何が?」
「ここで、何をしていたの?」
「サボってた」
「自慢げに言うセリフではないわね」
「――確かに」
 呆れた口調を隠さずに、キャナリは笑った。
 花が咲くように笑うのだと、そう言われた言葉を思い出す。明るい太陽の下が似合う女性なのだと、語っていた言葉を思い出す。
 立ち上がれば夏の眩しい太陽が、木々の隙間から眩しく照りつけてきて、目を眇めた。
 何がそれほど嬉しいのか、光を受ける若葉のように瞳を輝かせて、飽きることなくイエガーに語っていた笑顔が、瞬きをした瞼の裏に浮かんだ。
「ま、自覚はあるけど」
「……あら、貴方でも、笑うのね」
「ん?」
 会話の流れとは違う言葉に、細めたままの目をキャナリに向ける。
 太陽を背にした状態の彼女の表情は、はっきりとは見えなかったが、一瞬歪められているようにも感じられた。驚いたような、悲しんでいるような、そんな境界線の表情。
 けれどそれを確かめることはしなかった。
 同期で、訓練のグループが同じで、けれどそれだけだ。
 特に何かを気に掛けなければならない相手でもない。
「笑わない人だと、思っていたから」
「別に、そんなことはないと思うが?」
「そうね、皆といる時は確かに笑ってはいるけれど、」
 ざわざわと風が樹の葉を揺らす。
 薄い緑の新芽は既に濃い緑の葉に変わり、夏の太陽の下で鮮やか過ぎるほどの色を見せている。
「『本当に』笑っているところなんて――いいえ、何でもないわ」
「?」
「早く行きましょう。遅れると減点になるわ」
「わかった」
 遅れたのがばれれば約一名がまた煩そうだ。
 この国を守るのだと、そう語るあの瞳をからかうのは楽しいのだけれども。
 服に付いた草を片手で払うと、立てかけていた訓練用の剣を手に取り、先に歩きだした彼女の後にゆっくりとした歩調で付いて行った。


捏造甚だしいイエガーとキャナリ。
ルー語じゃないイエガーはイエガーじゃないよねと思いつつ、
個人的にはギルド入る時にあのしゃべり方にしたと妄想してるので、
騎士団時代は普通に喋らせることにしましたwww

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