運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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バーサスSS?

見た!かわいいユーリ見た!
あれは…ダメだろww21歳自重しろww

そんなこんなでTOVSプレイ中。
バーサスプレイしてると、どうしてもユリユリ妄想が広がる。
色違いユーリ…萌える。
個人的に4ユリ×1ユリ(白×黒)だと思うんだが…どうですか?
許されるよね!公式がやってるんだから!
そんな妄想の産物。
一応ED後設定。ネタバレ(?)なので未プレイの方は注意。


 
「さすがにちと疲れた」
 船から降り港を歩きながら、偶然出会った少女とは早々に別れて、さてどうしようかとユーリは伸びを一つして呟いた。
 空を見上げれば青い空が広がっていた。降り注ぐ太陽の光は眩しくて、大いなる実りの恵みがどれぐらいの効果で世界に浸透していくのかは知らない。だがそれでも天候だけは、幾分ましな恵みを大地にもたらしてくれているように感じられた。
 もっとも、そんなことは気のせいだとはわかっているのだが。
「それでも曇ってるよかましだよな」
 洗濯物もよく乾くしな、と呟いた。
 ユーリにとっては各国が奪い合う恵みであろうとも、その程度のものだった。誰かが独占し不当に溜め込む、のでなければ構いはしない。何もかも自分の手で何とか出来ると思うほど、世間知らずにも傲慢にもなれなかった。
 何事もなるようになればいいのだ。
 とは、思いつつも、
「降りかかる火の粉ってやつは払わねーとな」
 人通りのない細い路地へと曲がってから、振り向いた。
 手に下げていた剣をくるりと回して肩へと乗せる。
「出てきたらどーだ。鬼ごっこって年でもねーだろ」
「――そうだな。俺も趣味じゃねーしな」
 不穏当なものを含む気配に声をかければ、返ってきたのは隠れる気のない楽しげな低い声だった。どことなく耳に馴染みのある声に思え、けれどその声の主が記憶に引っかからず、角の先、近づいてくる影に視線を固定する。
 靴の先が見えた。白いブーツが汚れた路地を踏みしめる。その先には白いボトムに覆われたすらりと伸びた足。帯で上着を留めている腰は男のものとしては細く、合わせの開いた白い服の胸元から見えている肌は、服と同じように白い。
 肩を覆うように長い髪は服装とは対照的に漆黒で、海風に煽られてふわりと広がり辺りを黒く染めていく。黒髪の下で、挑戦的ではあるが敵意とは違う強さを秘めた眼差しが、ユーリを捉えてアメジストの煌きのように光った。
「おまっ――」
「よう。久しぶり、とでも言えばいいか?」
 左手に剣を下げたまま、白い服に包まれた相手は、ユーリを見ると軽く右手を上げて笑った。
 正面に向かい合って立った相手は、身に纏った服こそ黒と白という対照的なものだったが、瓜二つの容貌をしていた。
 流れるように風に靡く漆黒の髪も、肌に焼けることのない白い肌も、無駄のない筋肉も、剣を手にして立つ姿勢も、鏡を見るようにまったく同じだ。僅かな違いを探すとすれば、瞳の色がユーリよりも灰味を帯びている、ということぐらいだろうか。
 もっともそれほど自分の顔をまじまじと見ることなどないから、そういう気がする、という程度の違いなのだが。
「ったく、まいったね。まだいたのかよ」
「はは、悪いな。アレで終わりじゃなくて」
「趣味がワリーな」
「おいおい。自分相手に趣味が悪いなんて言うなよ」
 そう言って楽しそうに『白いユーリ』が笑う。
 声だけ聞いていれば、自分が話しているのか相手が話しているのかわからなくなってきそうだ。服を着替えた自分、と言ってもいいような姿。初めて見た時はいったい何の冗談か夢かと思ったものだが、残念ながら現実だということを自分は知っている。
 レプリカ、という存在を知ったのはユグドラシルバトルの最中だったが、こうして向かい合っていると本当に自分と話しているような感覚だ。
 声や姿形だけではない。思考まで類似点があるのか、声を聞く前に相手が何を言うのか、何となく想像がつくのだ。夢の中で自分を見下ろしている時のような奇妙な感覚、とでもいえばいいだろうか。
 まったく、厄介なものが存在するものだ。
「で、その『俺』がいったい何の用だよ。俺を殺して復讐か? それともせっかく同じ顔なんだから入れ替りでもするつもりか?」
「それこそ趣味の悪い話だな。ま、取りあえずは、」
「あー。やっぱり『俺』ならそうくるよな」
「そういうこった」
 白いユーリは手にしていた剣をくるりと回転させ、器用に鞘を飛ばすと切っ先をユーリへと向けた。
 表情は笑っている。だが向けられた剣に込められている闘気は本物だ。隠すことのない抜き身の鋭さが刃に宿っていて、眇められた藤紫の瞳には戦いを楽しむ狂気手前の愉悦が込められていた。
 ユーリも同じように剣を抜くと、肌に感じるピリピリとした空気に、高揚に近いものを感じずにはいられなかった。
 きっと自分も、ヤツと同じ表情をしているのだろう。
 ぞくりと背を駆け上がる興奮を押し込めるように姿勢を一瞬低くすると、後ろへ振り被った剣に回転力を上乗せしながら一気に振り上げた。
 黒く視界を染める自分の髪。その向こうで交差する白銀の刃。刃の向こうで流れる黒い髪と、そしてアメジストが反射させる光のような瞳。戦いを楽しむ色を浮かべたそれに、不覚にも一瞬綺麗だと見惚れてしまった。自分と同じ顔だというのに。
 素早く切り込み背後に回って振り抜く刃。その動きを読んで剣を回転させて受け止め、切り上げられてくる剣戟。左右に振り下ろす剣は、同じように左右に振り抜かれた剣に防がれ、剣の合間に繰り出されてくる拳を同じように拳を合わせて防ぐ。
 突きをバックステップで躱して、闘気と共に一気に体重を乗せるようにして振り下ろした。だが渾身の一撃は寸前で交わされる。すぐさま次の攻撃に移ろうとしたが構えた剣の向こうで、瞳が真っ直ぐとユーリの姿を捉えて、嬉しそうに笑った。それは剣を交えているとは思えないほどの、柔らかく、花が綻ぶような艶やかな笑み。
 僅かな逡巡だった。だが同じ技量のぶつかり合いにおいて、それは致命傷となるべき逡巡だった。
 切っ先の勢いが弱まった瞬間に、白い影はユーリの視界から消えた。
 それをもう一度視界に捉える前に、
「戦迅狼破っ!」
 力の塊が胸元に叩きつけられ、呼吸が止まる。視界が白く染まる。僅かな浮遊感が身体を包み、そして半瞬遅れて背中に強烈な痛みを感じた。
「ぐ――ぅっ、」
 空っぽの肺からさらに空気を吐き出さされるような痛みに、呻き声すらまともに音にならなかった。衝撃で眩んだ視界がちかちかと煩く光り、鼓膜が音を拾うことを一瞬放棄し、喉は呼吸の仕方さえ忘れたかのようだった。
 踏みとどまろうにも足には力が入らずに、ずるりと身体が崩れ落ちそうになる。が、地面に膝をつく前に腕をつかまれ、強制的に起き上がらされた。
 再び背中を壁に押し付けられ、白い手が顎を掴み上げてユーリの顔を上へと向けさせる。
「甘いな。自分と同じ顔は攻撃しにくい、ってか?」
 鼻先が触れるほどの距離に近づけられる、ユーリと同じ顔。
 色の違う服が視界に入らない分、鏡との区別がつかなくなるほど造りが同じだ。だがそこにあるのは決してユーリと同じ顔、ではなかった。少なくとも鏡の中で、そのような姿を見たことはなかった。
「だ、れが……」
「いいや『俺』なら自分に攻撃することに躊躇う訳ねーか。ああ、そうか、なるほどな。言いにくいなら俺が言ってやろうか?」
 妖艶に、子供っぽく、楽しげに、残酷に笑うアメジスト色の瞳。
 ――これは、誰だ?
 自分と同じ、けれど自分とは違う姿を、朦朧とした視界に納めながら、ユーリは答えを知るはずのない自分自身へと問いかけた。


時間切れでここまで。続きはまた。
白ユリは黒(普通)ユリよりS気質UPでちょい強め設定で。
同士を募集する。ユリユリ同士は絶対いるはず!

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