運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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次は足

まさかの続き。
変態の道を突っ走ってみた。
暑いのがいけないんだよ。

レイユリ。
でも全てが変態なので閲覧は自己責任。
ただし期待してもそんなにeroくもない。


 
 恋と呼ぶには欲望が強過ぎる。
 愛と呼ぶには独り善がり過ぎる。
 焦がれていると呼ぶには生々し過ぎる。
 欲情と呼んでも物足りない。
 生きる理由の全てと呼んでさえ――捧げ足りない。
 レイヴンは目の前に立つ流麗な姿を、伏せ目がちに見上げた。距離にして数十センチの空間は、絶対領域のように存在していて、手を伸ばせば触れられるはずなのに近づくことすら出来ない。
 流れる髪の前で、望みかけた指を何も掴まずに握り締める。
 この距離を崩すことを許されているのは、レイヴンではない。
「なあ、おっさん」
 たっぷりの空白の時間をおいてから、楽しげな声が発せられた。
 声は短く不遜で、けれど美しい。
 目を眇め見下ろすアメジストの眼差しは、レイヴンの心に抜けることのない棘のように突き刺さり、偽物の心臓を不規則に脈動させる。息が苦しくなり、掌に汗が滲むのを感じ、詰まった胸が痛みを訴えてくるが、それを上回る恍惚感がそこには存在した。
 他者を寄せ付けない瞳が、レイヴンの姿を映している。
「おっさんって不能? それともただの趣味?」
 くすくすと哂いながら髪をかき上げる。
 黒真珠よりも艶やかな髪が空気を染め、空間を染め、ふわりと持ち上がり、そして柔らかに広がった。それだけで空気に芳しい香りが混ざり、視線を釘付けにさせられ、従うことを余儀なくされる。
「……『今』欲しいもの、ってだけ、よ」
「今、ね。おっさん本当、強欲だな」
 ああ、この青年は本当に良く自分のことをわかっている、と思う。
 そんなことで良いのかと聞き返しながら、その願いが何より貪欲なものを含んだ願いの末だと、彼は気付いているのだ。レイヴンの中の浅ましいまでの欲望の全てを、見抜いている。見抜いていて、楽しそうに弄ぶ。
 その傲慢さに心が戦慄き喜ぶのを抑えられない。
 目に見えるように、傷口を抉る言葉の刃を振り下ろす姿は美し過ぎる。
 唯一無二の存在。
「――そうね。叶わない望みなら数え切れないぐらいあるわ」
「でも、一つは今叶うだろ?」
「今、ここで?」
「そう、ここで、だ」
 言って、壁に背を預けながらユーリは右足を少し上げる。
 レイヴンは当然のように膝をつき、ブーツを履いたままの足を右掌の上に乗せ、左手でそっと支えた。そしてユーリも当然のように掌の上で力を抜き、レイヴンに足を預けた。
 両手を軽く壁につけて上半身を固定している姿は、さながら黒揚羽の標本のように美しく、背徳的な喜びを想起させられる。
「好きだな、おっさん」
 浮かんだ欲情を見抜いた瞳が嘲笑った。
 ぞくぞくとする。その容赦ない言葉がまた、心地良い。
 あまり足を持ち上げてはバランスを取り難くなると思い、床に正座をしてすらりと伸びた足を膝の上にそっと置いた。足の力は完全に抜かれていて、レイヴンの手の中で動かされるままに動く。身軽に大地を駆ける足は、けれど最低限の筋肉しかついておらず、しなやかではあるが軽かった。
 一つずつブーツの留め金を上から外していく。
 留め金の裏がユーリに当たらないように手をあてがうと、甲にユーリの足が布越しに触れた。思わず手が強張ったが、当のユーリは気にした様子もない。レイヴンの様子を観察するように見下ろしている、そんな視線を後頭部に感じるだけだ。
 金具を一つ一つ外していくと、柔らかい素材のブーツはくたりと垂れ下り、覆っていた足を開放していく。それは花が綻ぶようにも見えた。
 最後の留め金までを丁寧に外すと、僅かに足を持ち上げてブーツを引っぱって脱がせ、ブーツは床へとそっと置いた。そして踵を掌の上に乗せ爪先を伸ばさせると、靴下の先を指でつまんで脱がせ、同じようにブーツの横へと並べて置いた。
 手の中には、ユーリの白い素足。
 親指が一番長く小指に向かってなだらかな傾斜を描いている。足の付け根だけでなく外側の部分も一部硬くなっているのは、前線で激しい動きを繰り返しながら剣を振るう者の特徴だった。滑らかな甲の肌とは対照的に、地面に触れる部分は硬く分厚い。
 指先も、色合いは白く女性的なのに、形や硬さは男性のそれだ。触れれば硬くざらついている。
 けれど爪は変形もしておらず、薄ピンク色の艶は貴婦人のようでもあった。
 足の位置を動かさないように注意しながら祈るように唇を近づける。そっと親指に唇を押し当て、そしてその爪先を軽く唇で喰むと、爪の硬さと指裏のざらついた皮膚の感触が口の中に広がった。


まさかの事態だが足フェチは次回に続く。
あ、いや、抗議があったら自重するけど。
私だけが楽しい変態レイユリ。
おっさんのユーリ表現は装飾華美で恥ずかし過ぎる。が、それがいい。

私信> 僕が一番レイユリを上手く書けるんだ(笑)!

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